はじめに:「データ分析」への苦手意識と、この記事の結論
「総務省の統計局」と聞いて、どんなイメージを持ちますか? おそらく、「漢字ばかりで難しそう」「お役所の堅苦しい数字」「自分には関係ない」……そんなふうに感じてしまう人が多いのではないでしょうか。
こんにちは、メンターHSです。
実は私も、Googleのデータ分析やAIの資格を持っていますが、今回改めてこの「国の統計」を学び直してみて、「これは若いビジネスマンこそ知っておくべき宝の山だ!」と感動したのです。
結論から言えば、「Googleのスキル(分析技術)」と「国のデータ(信頼性)」を組み合わせることで、あなたの提案力は劇的に上がります。 なぜ、今あえて「公的統計」なのか? その理由を、誰でもわかるようにシェアします。
視点を広げる:会社の「中」と「外」、両方見えていますか?
私たちは普段、仕事でたくさんの数字を見ていますよね。「今月の売上」や「Webサイトへのアクセス数」などです。 でも、これらはすべて**「自分たちの会社の中にあるデータ」**に過ぎません。
ビジネスで成果を出すためには、自分の会社のことだけを知っていても不十分なのです。 上司やクライアントを納得させるには、**「会社の外にあるデータ(市場データ)」**という客観的なモノサシが必要です。
- Googleアナリティクスなどで分かること:
- 自分たちの強みや弱み
- 今の顧客の動き
- 総務省のデータ(公的統計)で分かること:
- 世の中の景気の動き
- これから人口が増えるエリア
- 日本全体の消費トレンド
「自分たちのこと」を深く知り、「世の中のこと」を広く知る。 この2つが揃って初めて、「だから、この企画が必要なんです」という説得力が生まれます。今回の講座は、まさにその「外を見る目」を養うためのものでした。
「えっ、これ無料でいいの?」jSTAT MAPが凄すぎる話
今回の講座で一番の衝撃だったのが、**「jSTAT MAP(ジェイスタット・マップ)」**というツールの存在です。 一言でいうと、「Googleマップの統計版」です。
例えば、あなたが新しい店舗を出したり、チラシを配ったりする企画担当だとしましょう。 「この駅の周りは、若い一人暮らしが多いのかな? それともファミリー層?」という疑問を、なんとなくの勘やイメージで決めていませんか?
jSTAT MAPを使えば、こんなことが簡単にできてしまいます。
- 地図の「色分け」:
- 人口の多いエリア、世帯年収が高いエリアなどを地図上で可視化できます。
- 商圏分析(リッチレポート):
- 「ここに出店したら、徒歩10分圏内にどれくらい見込み客がいるか」というレポートを数クリックで作成できます。
- コストゼロ:
- 民間のツールだと導入に高額な費用がかかるような機能が、すべて無料です。
企画書にこの地図がポンと貼ってあるだけで、「しっかり調べているな」という信頼感は段違いです。これを使わない手はありません。
コピペ地獄からの脱出。e-Statは「API」で使うのが正解
もう一つ、現場の効率化(DX)という視点で便利だと感じたのが、「e-Stat(イースタット)」のAPI機能です。
政府の統計データ(e-Stat)を使うとき、こんな作業をしていませんか?
- サイトにアクセスして検索する
- Excelファイルをダウンロードする
- 必要な数字を探して、自分の資料にコピペする
- 翌月、データが更新されたらまた1からやり直し……
これは大変な手間ですし、ミスも起きやすいですよね。 この講座では、「API(エーピーアイ)」という仕組みを使って、欲しいデータを自動で引っ張ってくる方法も学びました。
これを使えば、最新のデータが発表された瞬間に、自分の手元のグラフも自動で更新されるような「仕組み」が作れます。 単純作業を減らし、考える時間を増やす。これぞ、私がいつも言っている「現場を楽にするDX」なのです。
おわりに:「根拠」を持てるビジネスマンは強い
AIや最新ツールを使うのはとても楽しいし、重要です。私も大好きです。 でも、その提案の土台にあるのは、いつだって「確かな事実(ファクト)」です。
「なんとなく売れそうです」と言う人と、「公的データによると、このエリアは30代が増えているのでチャンスです」と言う人。 どちらに仕事を任せたいかは、明らかですよね。
私は56歳になりましたが、今でもこうして新しい武器を増やしています。 もしあなたが、「もっと説得力のある提案がしたい」「周りと差をつけたい」と思っているなら、ぜひこの「公的統計(オープンデータ)」の世界を覗いてみてください。
「Google認定スキル」×「公的データの信頼性」。 この組み合わせを手に入れれば、あなたの仕事はもっと面白く、もっと戦略的になりますよ。
